2012年4月26日木曜日

ターントゥ系の発展は続いてますか?

ターントゥ系の発展は続いてますか?







ターントゥは…



サンデーの3代父、ロベルトの2代父にあたる大種牡馬。ネアルコ系の中でもマイナーだったロイヤルチャージャーを父に持ち、ヘイルトゥリーズンとサーゲイロードという2頭の基幹種牡馬を輩出した。ちなみにロイヤルチャージャーは他にもロイヤルチャレンヂャーという馬を出しているが、その馬が日本に輸入されて産んだのがスピードシンボリ。スピードシンボリは現役時代海外遠征などを含め2度の有馬記念制覇など活躍した馬だが、種牡馬としては成功しなかった。サンデー、ロベルト以前のターントゥ系(ロイヤルチャージャー系)といえば前述のスピードシンボリと女好きで有名だったホウヨウボーイ、それとサーゲイロードを経由したハビタット系のスティールハート(後述)あたりが思い浮かぶ。



スティールハート



80年代の日本競馬を代表する快速血統で、現代で言うバクシンオーのような存在の種牡馬だったようだ。代表産駒はマイルチャンピオンシップ連覇など短距離GⅠ3勝のニホンピロウイナー、スプリンターズ2着のナルシスノワールなど。ニホンピロウイナーはその後種牡馬としても成功しヤマニンゼファー、フラワーパーク、メガスターダムなどを出したがさすがにその後の直系の発展は厳しそう。



タイキシャトル



サンデーの父ヘイローは基本的にはダート・短距離・早熟専門の種牡馬で、サンデーだけ例外といった感じだが、その「例外でない」1頭だったデヴィルズバッグが産み出した最高傑作。種牡馬としてもフェブラリーS勝ち馬のメイショウボーラーやNHKマイル勝ち馬のウインクリューガーなどを出して成功を収めている。



産駒の特徴は基本的には芝ダート問わず短距離で仕上がりの速い早熟タイプという祖父の影響を受け継いでるタイプが多いが、母父がカーリアンなので配合次第では距離も持つ。また道悪を得意としている産駒が多いのは安田記念を不良馬場で圧勝した父の影響か。配合的には母父がノーザン系との相性がよく、特にメイショウボーラー、レッドスパーダを輩出したストームキャット系がよい。



ロージズインメイ



デヴィルズバッグからデヴィルヒスデューを経由して生まれたドバイワールドカップ勝ち馬。日本に輸入されて今年で産駒が2年目を迎えるが現状はまだこれといった活躍馬を出せていない。先週ラベンダー賞で2着に入ったマイネショコラーデに期待したいところ。



2年目なのでまだなんとも言えないところはあるが、傾向としてはやはりデヴィルズバッグ系らしく短距離向きの馬が多く、ある程度芝や距離をこなせる馬のほとんどが母父トニービン。現状は劣化版のタイキシャトルという評価でよさそう。

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